2017年10月28日

自分の仕事をなくしてしまえ!

AIが発達して人間の仕事を無くしてしまう!
こんな脅しとも取れるような
記事がたくさん流れるようになりました。

ネガティブなことに反応する日本人向けに
キャッチーな見出しを、ということで、
こんな傾向があるのでしょう。

AIがある種の仕事を無くしてしまう。
これはまぎれもない事実となるでしょう。

でも、決めてしまうのです。
仕事が無くなるのは良いことだ、と。

例えば、振り返ってみると
電話の交換手、製図技師など、
無くなった仕事はたくさんあります。

技術の進展によって仕事はなくなる。
そして、新しい仕事が生まれる。
今回は生まれる新しい仕事が見えにくいため
心配が先立っていますが、
これは正常な新陳代謝なのです。


逆に、仕事を守ろうとすると、
自分にも社会にもろくなことがありません。

まさに、抵抗勢力、老害です。

そんなふうになりたいですか?
「やったー、仕事がなくなった」と言って、
次の世界に飛び込む方が良いのです。

無くなった仕事の経験、知識は
後の世代は学ぶことができません。

これこそが、上の世代の競争優位性となるでしょう。

変化は必ずやってきます。
それを前向きにとらえることです。

「自分の仕事を無くしてしまえ!」

posted by エンジニアライター at 21:05| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

時間で時給を上げるという発想


生産性、という言葉が流行りです。

ビジネス雑誌では特集が組まれますし、
書店のビジネス書コーナーにも、
生産性関連の書籍が一杯並んでいます。

でも、日本のホワイトカラーにとって、
生産性を上げるモチベーションは低いです。

というのも、多くの日本の企業では慣習で、
(上司がいると帰りにくいなど)
拘束時間が決まっているからです。

そうすると、仕事を速く終えたとして、
次の仕事が振ってくるだけ、
ということになります。

となると、得か損かだけを考えた場合、
タラタラ仕事をやること(やっているふり)が
最適解となってしまいます。

人よりたくさん仕事を任されて同じ給料
(多くの場合、ほとんど評価されず同じ)
というのは、ソンですからね。

ということで、仕事をタラタラやる。
これが、日本の生産性の低さの根本原因
ではないかと思います。

もちろん、仕事をたくさんすると
それに伴い給料が上がればよいのですが、
手順が統一されておらず、状況がみんな違う
ホワイトカラーの仕事になると、
その成果を正しく公平に判断することは
事実上、不可能です。


しかし、仕事をタラタラやるということは
社員にとっても、会社にとっても
非常に不幸なことです。

社員は能力を伸ばすことができませんし、
会社も競争力も失ってしまいます。


それであれば、いっそのこと、
時間で給料をもらうことを考えてみれば良いのです。

例えば、仕事を早く終わらせて、
関連分野の勉強に当てる、などです。

もちろん、職場ですから、仕事から
全く離れるわけにはいきませんが、
仕事と興味のアンドが取れる分野に
時間を使うのです。

仕事場で勉強、というと
たまに顔をしかめる人もいますが、
仕事をタラタラやられるよりはましです。

普段から、全力で仕事をやっておけば、
仕事のピーク時の対応力も違いますから
これだけで会社にはメリットです。
アウトプットも変わりませんから。

このように、給料が上がらないとしても、
時間を短くして時給を上げる、
こんな発想も良いのでないかと思います。

posted by エンジニアライター at 23:06| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月19日

なぜ、現場主義が重要なのか?

私が新卒で大手電機メーカーの
半導体部門に就職しました。

しかし、残念ながら業績は右肩下がりで、
分社化、他社との統合を経て、経営危機と
さんざんな結果になっています。

その過程で、経営コンサルが入っていた
時期がありました。
その時は、コンサルタントに
相当辛口の評価を受けていたそうです。

理由は、例えばトヨタなど
成果を出し続けている会社に比べて、
圧倒的に部長以上の能力が低いと
言われていたそうです。

でも、元々の素質に差があるとは思えません。
私が入社したメーカーはバブル時代は
本当に素晴らしい会社で、
有名大学でトップの成績をとるような、
超優秀な人間ばかりが集まっていたのです。

となると、問題は人の素質ではなく、
会社のシステムにあることになります。
一体なにが問題なのでしょうか?

トヨタOBの方の講演を聞く機会があって、
質疑応答の際にその質問をしてみました。

すると、答えは興味深いものでした。
それは現場の教育能力にあるというのです。


トヨタといえば、
工場のカイゼン活動で有名です。

でも、よく考えてみれば、
今は効率よく作ることよりも、
売れるものを設計することが重要な時代です。

中国を初めとするアジア諸国の技術力は
確実に上がっていて、ものづくり力だけでは
日本の優位性を出すことはできません。

むしろ製造はアウトソースして、
設計に注力するのが今のトレンドです。

それでもトヨタが製造現場を重視している理由、
それは現場の教育能力にあるということです。

現場に出ると、問題が次々に出てきます。
それらをどんどん解決して、
良い製品を早く出さなくてはなりません。
逆に、そのことに集中できるのです。

考えてみれば、大企業というものは、
会議や調整など、ある政治的な活動に時間を取られ、
本当に顧客の価値をもたらす本質的な活動に
フォーカスできていないことが多いです。

そして、特に中間管理職以上の人間が、
顧客価値に結びつかない活動ばかりして、
能力がさびついていくのです。

しかし、トヨタでは、現場を通じて人を育て、
出世しても、成果にフォーカスするマインドを持ち、
そして、実際に成果を出し続けるのです。

これがトヨタのような会社と、
官僚化して落ちぶれる会社の
一番大きな差なのだと思います。


そういえば、成功している経営者の言葉に、
「現場重視」ということが多いですね。

これは、単に前に出ろ、と言うことでなく、
本当の成果にフォーカスするマインドを
忘れないという意味も強いのでしょう。

posted by エンジニアライター at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月09日

自分で決められることに集中する


出世すれば、自分の思い通りに仕事ができる。

こう考える方も多いかもしれませんが、
僕はこれは幻想だと思っています。

確かに出世すると、会社に対する影響力は
大きくなるでしょう。

しかし、その分関係者も多く、強大になり、
本当に自分の裁量で決められることは
それほど多くはないのです。

つまり、一般社員は課長の言うことを
聞いて仕事をします。
そして、課長は部長、部長は事業部長の指示で、
ということを繰り返すわけです。

そして、社長になったとしても、例えば株主
労働組合、有力なOB、官公庁など、
相手は異なりますが、他の誰かの影響を受けながら
仕事をしているのです。


逆に、平社員であっても、自分の裁量が及ぶ領域が
必ず存在するはずです。
自分の製品の仕様、それさえも上司が決めるのだとしても
実際の仕事の進め方や方法など、自分が決められる領域が
必ず存在するはずです。

仕事で成功するには、その領域に自分の力を
集中させていくことが大事なのだと思います。


posted by エンジニアライター at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

制約は障害ではない

そうか、君は課長になったのか。という本で有名な
佐々木常夫さんという著者がいらっしゃいます。

この方は東レ同期トップで取締役となり、
東レ経営研究所の社長となったという
輝かしい経歴をもっています。

ただ、佐々木さんが凄いのは
病弱な奥様を持ち、自閉症の長男を含め
3人の子育てをしながら、仕事で高い成果を
出していた、ということです。

ですから、長時間の残業や休日出勤はできません。
この制約の中で、周りの誰より
仕事の成果を出していたのです。


ただ、この話を聞いて思うことは、
それでは佐々木さんは家庭の事情がなければ
もっと高い成果を上げることができたのか、
ということです。

過去に「もし」ということはありませんが、
もし、佐々木さんが一般的な家庭状況だとしても、
今より高い成果は出せなかった、
それどころか、普通のレベルの成果しか
出せなかったのではないかとさえ思うのです。

つまり、家庭の状況が、佐々木さんを追い込み、
極限まで仕事の生産性を高めることができ、
その結果、高い成果を実現することができた
というのが本当のところではないかと思うのです。

あの上司さえいなかったら…
妻の物分りが良ければ…
こんな部署に配属されていなければ…
と、マイナスに見える制約はたくさんあるでしょう。

しかし、その制約は障害ではなく、
むしろ成果を上げるための資源かもしれません。

困難に陥ったとき、そんな考え方ができれば、
ピンチをチャンスに変えることができるでしょう。
posted by エンジニアライター at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする