2016年07月09日

自分で決められることに集中する


出世すれば、自分の思い通りに仕事ができる。

こう考える方も多いかもしれませんが、
僕はこれは幻想だと思っています。

確かに出世すると、会社に対する影響力は
大きくなるでしょう。

しかし、その分関係者も多く、強大になり、
本当に自分の裁量で決められることは
それほど多くはないのです。

つまり、一般社員は課長の言うことを
聞いて仕事をします。
そして、課長は部長、部長は事業部長の指示で、
ということを繰り返すわけです。

そして、社長になったとしても、例えば株主
労働組合、有力なOB、官公庁など、
相手は異なりますが、他の誰かの影響を受けながら
仕事をしているのです。


逆に、平社員であっても、自分の裁量が及ぶ領域が
必ず存在するはずです。
自分の製品の仕様、それさえも上司が決めるのだとしても
実際の仕事の進め方や方法など、自分が決められる領域が
必ず存在するはずです。

仕事で成功するには、その領域に自分の力を
集中させていくことが大事なのだと思います。


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2016年04月15日

制約は障害ではない

そうか、君は課長になったのか。という本で有名な
佐々木常夫さんという著者がいらっしゃいます。

この方は東レ同期トップで取締役となり、
東レ経営研究所の社長となったという
輝かしい経歴をもっています。

ただ、佐々木さんが凄いのは
病弱な奥様を持ち、自閉症の長男を含め
3人の子育てをしながら、仕事で高い成果を
出していた、ということです。

ですから、長時間の残業や休日出勤はできません。
この制約の中で、周りの誰より
仕事の成果を出していたのです。


ただ、この話を聞いて思うことは、
それでは佐々木さんは家庭の事情がなければ
もっと高い成果を上げることができたのか、
ということです。

過去に「もし」ということはありませんが、
もし、佐々木さんが一般的な家庭状況だとしても、
今より高い成果は出せなかった、
それどころか、普通のレベルの成果しか
出せなかったのではないかとさえ思うのです。

つまり、家庭の状況が、佐々木さんを追い込み、
極限まで仕事の生産性を高めることができ、
その結果、高い成果を実現することができた
というのが本当のところではないかと思うのです。

あの上司さえいなかったら…
妻の物分りが良ければ…
こんな部署に配属されていなければ…
と、マイナスに見える制約はたくさんあるでしょう。

しかし、その制約は障害ではなく、
むしろ成果を上げるための資源かもしれません。

困難に陥ったとき、そんな考え方ができれば、
ピンチをチャンスに変えることができるでしょう。
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2016年03月04日

それは本当に必要なのか?


昨今、日本の電機業界が不振で、
「日本の電気が生き残るために」
といった議論がよく聞かれます。

ただ、私はしばしば根本的なことを
考えることがあります。

つまり、本当に
「日本の電気が生き残る必要があるのか」
ということです。

これから日本の生産人口はどんどん減っていきます。
ということは、日本が注力する産業も
どんどん絞られていくべきです。

その中で、日本が電気産業を
持ち続ける必要があるのでしょうか?
他の国に任せてはダメなのでしょうか?

これはかなり極論ですが、
可能性としては考えるべきだと思います。

キーワードは、全体最適と個別最適です。


例えば、会社の中である部署の利益と
会社全体の利益が一致していない、
つまり、ある部署が個別最適に走って、
会社全体の利益に反するということは
よくあることだろうと思います。

つまり、会社全体から見れば、
その部署はない方が良いのです。

特にボトムアップで物事を決める
日本の会社に多いような気がします。


この話のスケールを上げると、
一見よいように見えるものの、
国や人類に悪影響を与えている会社
というものも実は多いことでしょう。

反社会的な組織など明らかに
社会に悪影響を与えているもの以外にも、
無い方が良いものはたくさんあるのかもしれません。

となると、会社が生き残るために、
また、○○産業が生き残るために、
といった議論が懐疑的に聞こえます。

つまり、本当にその会社や産業が
生き残った方が良いのか?
さっさと無くなってしまった方が
世のため、人のためではないのか?

この判断は非常に難しいのですが、
常にこの可能性は考えて
行動していきたいものです。

posted by エンジニアライター at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

会社の凋落とともに個人の価値が下がるのか?

10年後、生き残る理系の条件

東芝でのフラッシュメモリーの開発メンバーの一人で
現在は中央大学で教授として研究室を運営されている
竹内健さんの本を読みました。

エンジニアのキャリア論として、とても参考になる本で
T字型のエンジニアを目指すことや
エンジニアも経営の視点を持つなど
厳しい現代を生き抜く視点があります。


ただ、1点引っかかる一文がありました。
会社の凋落とともに個人の価値が下がる前に、
飛び出す勇気を持つ


ここで会社の凋落と個人の価値低下が
結びついていることに違和感があります。

つまり、私としては、凋落する会社においても
個人の価値が上がるということは
十分にありえるものだと思うのです。

それどころか、凋落する会社の中では
順風な会社にはない、様々なチャンスに
満ち溢れている、とさえ思うのです。

後書きにあるように、著者はフラッシュの開発や
大学での研究の立ち上げなど、ゲリラ的に
新しいことを立ち上げる仕事をしていたので、
落ちていく組織の経験があまりないのですね。

それだけに、本当に落ちていく組織
(大きな声で言えませんが、私の勤める会社のような組織)
の中で、本当のところどんなことが起こっているのか
ご存知ないということでしょう。

凋落する会社にもキャリアアップの
チャンスはあるのです。


少し批判的になってしまいましたが、
通読してみてとても良い本でした。

特に、人がにわかに集まる分野は危険だ、ということや
巻末の城さんとの対談で出て来る、
日本の大企業では、人材の育成や動機付けが
「真空地帯」である
という箇所は興味深かったです。

キャリアを考えるエンジニアにとっては
絶対に一読の価値がある一冊と思います。

posted by エンジニアライター at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月26日

額に汗をかくか背中に汗をかくか

プロフェッショナルサラリーマンの俣野氏の新刊を読みました!

わりきりマネジメント

タイトルはわりきりマネジメントということで、
するべきマネジメントというより、
やらなくて良い(捨てる)ことを書いた本でした。

考えてみれば、やった方が良いことなんて
世の中にはいくらでもあって、
難しいのはその中で、どう優先順位をつけるかです。

マネジメントをする上で、何をすることが
一番効果的か考えさせられる一冊です。


さて、私がこの本で一番共感したところは、
背中に汗をかくか、額に汗をかくかというところでした。

額に汗をかくのは仕事が多く忙しいとき、
それに対して背中に汗をかくときは、
新しいチャレンジや緊張感にドキドキしている時です。

仕事はどんどん変わっていかなくてはなりません。
ですので、仕事の量に追われている「額に汗」より、
新しい仕事に挑戦して「背中に汗」をかくべきなのです。

たしかに、新しいチャレンジをするときは
額よりも背中に汗をかいているような気がしますね。

これから「背中に汗」をかく仕事や経験を
意図的に増やしていこうと思いました。

posted by エンジニアライター at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする