2017年04月29日

究極のUIは人間である


コンピューターの分野ではUIという言葉が
良く使われます。
これはユーザーインターフェイスといって、
人とコンピュータの接点にあたります。

つまり、入力に関して、
パソコンであればマウスやキーボードなど、
スマホであれば、タッチ入力の仕組みが
UIとなるわけです。
最近は音声入力も一般的になってきました。

そして、出力はディスプレイ(画像)や
スピーカー(音声)になります。

そして、このUIの進化の先には何があるか?
それは人間です。

音声入力を中心に、相手が機械ということが、
わからないインターフェイスが究極の姿です。

人間を相手にするように、やりとりができると、
それが一番楽なインターフェイスとなるのです。

キーボードやマウスなど、特殊な装置や
フリック入力などの特殊な方法は、
一般性がなく、また慣れを要するため、
高齢者には習得しにくいのです。

ハウステンボスに、
ロボットが接客するホテルなどがありますが、
まさにそれが時代を先取りしています。

また、高齢化社会に向けての人手不足も、
高度にヒト化されたロボット以外、
解決手段はないような気がします。

このように考えると、
日本は相対的に良い立ち居地にいると思います。

この好機を生かして、産業の場で、
日本の底力を見せていきたいものです。

posted by エンジニアライター at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月06日

なぜ、人工物は嫌われるのか?


大学時代の先生がこんなことで
僕らにグチをこぼしたことを覚えています。

その先生は食品に使う化学物質の委員をしていました。

その中で人工物というだけで、
人の見る目がとても厳しくなるということでした。

つまり、例えば塩は塩化ナトリウムですが、
海水から作った塩と人工的に合成した塩では
後者を見る目が非常に厳しいということでした。

科学的には、物質自体には全く変わりませんから、
(不純物の影響はあるでしょうが、主成分のみで考えます)
合成物でも天然物でも、全く同じはずです。

しかし、後者は体に悪そうなイメージがあり、
消費者の見る目がとても厳しくなるということでした。


また、遺伝子組み換え作物が嫌われていますが、
伝統的な交配も人間の手で新種を作り出すという意味では
遺伝子を組みかえる行為そのものなのです。


このように、人々が科学技術を見る目は
極めて厳しいことが現状です。

私はその原因は科学技術に対する根深い不信にあり、
一言で言えば「それが何かわからない」ことが
原因であると考えています。

情報発信により、そんな不信を取り除いていく
ことができるといいなと思いますね。

posted by エンジニアライター at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月08日

あおぞら実験室 2015年10月

10月のあおぞら実験に参加しました。
今月はいつもの井の頭公園ではなく、
「青少年のための科学の祭典 」東京大会 in 小金井 への
出展という形で活動しました。
20151009_aozora.JPG


いつもの野外開催と違って、
やりやすいところ、やりにくいところがありましたが
全体的には人手が多く活況で良かったです。

特に皿回しは、行列ができるほどの大人気でした。


会場が東京学芸大学ということで、
久しぶりに大学の敷地の中に入りました。

あらためて感じたのが、
大学というところは良いところですね。
自分も大学時代が一番自由で楽しかったと思います。

学生さんもたくさんいましたが、
勉強に遊びに全力で取り組んで欲しいと思いました。


さて、このイベントは毎月第1日曜日に
東京・吉祥寺の井の頭公園にて開催されています。

次回は11月1日(日)です。
無料ですので、興味がある方はぜひお越し下さい。




posted by エンジニアライター at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月05日

あおぞら実験室 2015年5月

5月のあおぞらに参加してきました。
この日は連休中とあって、人手は多かったです。
ただ、暑くて熱中症になりそうでしたね。
20150505_aozora.JPG


今月は色ごまを作るのがメインでしたが、
こまは小さい子には定番のテーマですね。

特に自分で色をぬって色をつけるので、
その色の変化が楽しかったようです。

一方、スタッフたちはこの色ごまで、
別のことをして楽しんでいました。

色ごまが回っているのを、スマホで見ると、
別のもようが見えてくるのです。

スマホのムービーは連続的に撮影している
ように見えますが、実際は1秒間に30回とか
離散的な周期で画像を取っています。

そのスピードとこまが回転するスピードの関係で
スマホを使うと色ごまが違うもように見えるのです。

身近な現象でも、専門家が悩むほどの、
深い内容を含んでいることもあるのです。
これも科学の楽しみですね。


さて、このイベントは毎月第1日曜日に
東京・吉祥寺の井の頭公園にて開催されています。

次回は6月7日(日)です。
無料ですので、興味がある方はぜひお越し下さい。

posted by エンジニアライター at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月09日

あおぞら実験室 2014年12月

12月のあおぞらに参加してきました。
悪天候などで、本当に久しぶりの参加になりました。
aozora_20141208.JPG


青色ダイオードのノーベル賞受賞もあって
今回のテーマは光ということで、
LEDを光らせたりする実験をしました。

光の3原色である青・赤・緑が合わさって白ができます。
なので、青が欠けてしまってはLEDは照明としては
使うことができないのです。

そんなことを理解してもらうように考えました。


また工作では、裸のボタン電池にリードむき出しのLEDを
接触させて光らせるのですが、
プラスとマイナスを間違えると光らないなど
単純な中にも面白いタネが隠れています。

さて、このイベントは毎月第1日曜日に
東京・吉祥寺の井の頭公園にて開催されています。

次回は1月なので第3週目となり1月18日(日)です。
無料ですので、興味がある方はぜひお越し下さい。

posted by エンジニアライター at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする