2018年03月03日

コンピュータを味方にできる者が勝利できる


シンギュラリティという言葉をご存知でしょうか。

これはAIが人間の脳を超えてしまい、
人間の手を介さず機械が機械を生み出し、
コンピューターが人間を支配する立場になる
というものです。

でも、考えてみれば今でも数値計算の速度などは、
人間はコンピューターの足元にも及びません。
ある意味、もう負けているとも言えるのです。

また、将棋ではコンピューターが
現役の名人に勝利しました。
これは、人間の敗北を意味します。

でも、将棋は衰退しているでしょうか?
衰退どころか、藤井聡太六段の活躍など、
むしろ活性化しているように見えます。


コンピュータが人間の頭脳を超えたとき、
どのように振る舞うべきか。
それは藤井六段にヒントがあると思います。

彼はコンピューター将棋で育った
初めての世代と言われています。
そして、コンピューター的な
手筋を多用しているとのことです。

つまり、解説のプロ棋士が予想できなかった
藤井六段の差し手を、
コンピューターが予想していたというのです。

これは、藤井六段の頭の中が
コンピューター的になっているということです。
そんな彼が勝者となっているのです。

これからはコンピューターの思考を理解し、
コンピューターから学び、協働できる人間が
勝者となっていくと考えています。

コンピューターが道具から仲間へと
進化するのです。


posted by エンジニアライター at 23:31| Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

世の中が変わる、技術

シミルボンという読書サイトで
「世の中が変わる、技術」という連載をしていました。

この連載では、なるべく難しい話は抜きにして、
その技術を3つの視点から語ります。
1つ目は「それは何か?」
2つ目は「それは何がすごいのか?」
3つ目は「それは世の中をどう変えるのか?」

生命科学分野など、私自身あまり詳しくない
話も扱ったので、とても勉強になりました。

なるべく本質だけをコンパクトに
書いたつもりですので、
短い時間で本質を知りたい、
という方はぜひ読んでみて下さい。

第1回 ビッグデータは私達の価値を高めてくれる

第2回 Googleも研究する次世代エネルギー源「核融合」

第3回 IoTの本当の意味は、消費者にはわからない

第4回 人間を不老不死に近づける?iPS細胞。

第5回 ネットセキュリティを根本から崩す? 量子コンピュータ

第6回 お客さまに安い宇宙を! 宇宙エレベーター

第7回 ビットコインに100万円の価値はあるのか?(仮想通貨)

第8回 ビットコインじゃなくて、こちらが主役 (ブロックチェーン)

第9回 いまさらながら、クラウドです

第10回 「遺伝子組換え」から「ゲノム編集」へ

第11回 20年前は世間は見向きもしなかった。人工知能(ディープラーニング)。

第12回 人間はテクノロジーに、どう変えられていくのか?



posted by エンジニアライター at 23:24| Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

ABC予想が証明されました

京都大学の望月教授による
ABC予想の証明が認可され、
権威のある雑誌に掲載されるそうです。

つまり、証明が正しいことが検証され、
正式にABC予想が証明されたことになります。

ただ、望月教授としては、
ABC予想の証明が真の目的ではないようです。

自身の提唱する、
「宇宙際タイヒミュラー理論」の
可能性を示すということですね。

実際、ABC予想の証明はこの理論の
副産物にすぎないとのことです。

もう証明されてしまいましたが、
あのフェルマーの最終定理は
望月教授の理論でも証明できるそうです。


望月教授のこの論文は、実は
2012年には公開されていました。

それが、今になって雑誌に掲載になった理由は
検証にとても時間がかかっていたからとのこと。

つまり、望月教授の理論が難しすぎて、
一流の数学者チームでさえも、
検証に5年かかってしまった、ということです。


ただ、残念なのは望月教授は
フィールズ賞の受賞はできないことです。

というのも、フィールズ賞は40才以下という
年齢制限があって、望月教授は
それに引っかかってしまうようです。

まあ、ネットで調べてみると、
賞のための証明なんてバカバカしいから、
わざと証明を発表するのを遅らせた
と見る人もいるみたいですね。

天才の考えることはわからないものです。
posted by エンジニアライター at 19:07| Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

究極のUIは人間である


コンピューターの分野ではUIという言葉が
良く使われます。
これはユーザーインターフェイスといって、
人とコンピュータの接点にあたります。

つまり、入力に関して、
パソコンであればマウスやキーボードなど、
スマホであれば、タッチ入力の仕組みが
UIとなるわけです。
最近は音声入力も一般的になってきました。

そして、出力はディスプレイ(画像)や
スピーカー(音声)になります。

そして、このUIの進化の先には何があるか?
それは人間です。

音声入力を中心に、相手が機械ということが、
わからないインターフェイスが究極の姿です。

人間を相手にするように、やりとりができると、
それが一番楽なインターフェイスとなるのです。

キーボードやマウスなど、特殊な装置や
フリック入力などの特殊な方法は、
一般性がなく、また慣れを要するため、
高齢者には習得しにくいのです。

ハウステンボスに、
ロボットが接客するホテルなどがありますが、
まさにそれが時代を先取りしています。

また、高齢化社会に向けての人手不足も、
高度にヒト化されたロボット以外、
解決手段はないような気がします。

このように考えると、
日本は相対的に良い立ち居地にいると思います。

この好機を生かして、産業の場で、
日本の底力を見せていきたいものです。

posted by エンジニアライター at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月06日

なぜ、人工物は嫌われるのか?


大学時代の先生がこんなことで
僕らにグチをこぼしたことを覚えています。

その先生は食品に使う化学物質の委員をしていました。

その中で人工物というだけで、
人の見る目がとても厳しくなるということでした。

つまり、例えば塩は塩化ナトリウムですが、
海水から作った塩と人工的に合成した塩では
後者を見る目が非常に厳しいということでした。

科学的には、物質自体には全く変わりませんから、
(不純物の影響はあるでしょうが、主成分のみで考えます)
合成物でも天然物でも、全く同じはずです。

しかし、後者は体に悪そうなイメージがあり、
消費者の見る目がとても厳しくなるということでした。


また、遺伝子組み換え作物が嫌われていますが、
伝統的な交配も人間の手で新種を作り出すという意味では
遺伝子を組みかえる行為そのものなのです。


このように、人々が科学技術を見る目は
極めて厳しいことが現状です。

私はその原因は科学技術に対する根深い不信にあり、
一言で言えば「それが何かわからない」ことが
原因であると考えています。

情報発信により、そんな不信を取り除いていく
ことができるといいなと思いますね。

posted by エンジニアライター at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする