2019年04月13日

結局、生産性を高めるのに一番必要なこと

世の中で生産性と叫ばれていますが、
肝心の労働者は冷めた目で見ているようです。

経営者が残業代を減らしたりして、
社員から搾り取ろうとしているだけだと……。

まあ、これは正解かもしれません。
しかし、自分の生産性を上げないと、
どんどん苦しい立場に立ってしまいます。


それでは生産性を上げるためにはどうするのか?
いちばん大事なもの、それは環境だと思うのです。

順をおって、説明してみますね。
逆に生産性を高めようと思わない
理由は何でしょうか?

それはある程度明確かな、と思います。
生産性を上げても得がないからです。

今の日本の会社の仕組みでは、
生産性を上げて仕事をしても、
あらたに仕事が追加されるだけです。

そして、それで増える収入は微々たるものです。
だから、生産性を上げようとは思わないのです。
「頑張っても、しかたない」という感情です。

確かにこれは正しいです。
今の多くの会社ではこんな思考になりますよね。


ではどうすればいいか?
それは投下資源に目を向けるということです。

生産性とは成果だけで測られるものではありません。
必ず、(成果)÷(投下資源) という式で考えられます。
つまり、成果を高めるだけでなく、
投下資源を減らすことでも生産性は高まるのです。

例えば、2000字で1000円の
ライティング案件があったとします。
まあ、かなり割りの悪い案件ですね。
これに3時間かけていたら時給は333円です。

でも、そんな案件でも5分でこなせれば、
とてもおいしい案件に変わるわけです。


この例はわかりやすいでしょう。
しかし、「自分の仕事はそうはいかない」
多くの人がそう言うと思います。

ただ、努力はするべきです。
いくら成果を出しても給料が変わらないのなら、
成果は同じで投下資源を減らす工夫をして下さい。

そして、空いた資源を別のことに
転用してみて下さい。
それができれば、
生産性向上のモチベーションが上がります。


あまり良い例ではないかもしれませんが、
私の知人にこんな人がいました。

彼は書店の店長をしていました。
そして、彼は完全に仕事をシステム化して、
バイト数人で十分仕事が回る仕組みを作りました。

そして、空いた時間で彼は何をしたか?
事務所で小説を書いていたそうです。
それが、後の彼の飛躍につながります。


まあ、これは極端にしても、
空いた時間に自分の望む新しい仕事に
チャレンジしてみるなど、
やりようはあるはずです。

少なくとも、そのように環境を変えなくては、
生産性を上げるモチベーションが高まりません。

そんな環境を作ることが、
生産性を高めるのに一番必要なことだと思うのです。


posted by エンジニアライター at 00:41| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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