1人は自分が何も提供することなく、
人から与えられようとするだけの人、
いわゆるクレクレ君。
2人目は自分が与えられた分だけを
相手に変えそうとする人、
つまりGive&Takeの人。
3人目は自分が人にできる貢献を考えて
ひたすら人に尽くす人。
つまり、Giver(与える人)です。
この3人の中でだれが一番成功するか、
そして誰が一番幸せなのか、という問題です。
少し、自己啓発の本を読んだことがある人だったら、
このように答えることでしょう。
成功するのも、幸せなのもGiverだと……。
確かにこれは間違いではありません。
しかし、それほど単純な問題でもないのです。
たしかに一番、幸せなのはGiverです。
しかし、一番不幸せなのもGiverなのです。
これは二面性という問題ではありません。
Giverの中で幸せなGiverと不幸せなGiverが
いるということなのです。
幸せなGiverと不幸せなGiverの違い、
それは自分を大切にしているかどうかです。
不幸せなGiverは自分を犠牲にしています。
そして、相手に罪悪感を与えることにより
人をコントロールしようとしています。
罪悪感を与えるためには自分が幸せに
なってはいけません。
一方、幸せなGiverは自分も大切にしています。
だから、人に与えるといっても
自己犠牲的なわけではありません。
だから与えられる方も気分が良くなって、
純粋に相手にお返しがしたいと思います。
そんな善意が積み重なって、
より成功して、より幸せになるのですね。
言い方を変えると、自分がLoseのLose & Winでなく、
自分も相手も幸せなWin & Win を目指すということですね。
理想論でなく、これを目指していくべきだし、
それは本当に実現できると思います。
そう信じて、行動していきたいものです。