2017年12月27日

2017年の本 ベスト5

2017年は僕にとって、
とにかく走り続けた一年でした。

いつも何かに追われているような、
そんな感じではありましたが、
30代の最後の一年を全速力で
走り抜けられたと思っています。

そして外面的にはまだまだですが、
内面的にはかなり変化が見えてきました。

2018年は外面的にも変化が訪れるよう
勝負をかけていきたいと思います。

そんなことを考えながら、
今年の5冊を振り返ってみます。


第5位
再起動 リブート―――波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語
斉藤 徹氏の
再起動 リブート
です。

本書は4回もどん底に落ち、
そこから再起動したという起業家の話です。
そしてこれは著者の実話です。

社員による資材の横流し、有能だが金のかかるコンサル、
自宅の競売、取引先との裁判、銀行の冷たい対応、
そして、資金繰りの苦しさ。

読んでいるだけで胃が痛くなりそうです。
しかし、起業を疑似体験するという意味では、
最高の一冊となるのではないでしょうか。



第4位
経済数学の直観的方法 確率・統計編 (ブルーバックス)
長沼 伸一郎氏の
経済数学の直観的方法 確率・統計編
です。

本書は標準偏差に始まって、
ブラック・ショールズ方程式まで理解できる
ということがコンセプトの本です。

私にとっては、なんといっても
「伊藤のレンマ」について
知ることができたことが一番の収穫でした。

ブラック・ショールズ方程式の土台には
日本人の活躍がある、ということと
その理論を学べたことは、本書のおかげです。



第3位
超スピード文章術
上阪 徹 氏の
超スピード文章術
です。

著者の上阪さんは何冊か文章の本を
書いていますが、
本書はスピードに集中しているのが特長です。

この本に書かれている速く文章を書く方法、
それは「素材をしっかり集めること」
この一言につきます。

プロの素材の集め方や素材の組み立て方を
詳細に説明してくれます。

ちょっとブログを書いてみたいという人から、
ライターとして働いている人まで、
どのレベルでも役立つ一冊だと思います。



第2位
生涯投資家
村上 世彰氏の
生涯投資家
です。

村上氏はライブドアの堀江氏と
同時期にマスコミに登場して、
同時期にインサイダー取引の疑いをかけられ
世間の表舞台から消えていきました。

堀江氏はその後、精力的に活動していますが、
村上氏は沈黙を守ったままでした。

その村上氏が当時の行動や発言の
真相を語った一冊です。

当時のマスコミからは、
悪者として描かれていましたが、
国を良くするという信念に従って
行動されていたのです。

そして、彼の思想は今の時代に
特に必要とされている気がします。

読みながら、どんどん資本についての知識が
ついていくのも嬉しい一冊でした。



第1位
伝えることから始めよう
高田 明氏の
伝えることから始めよう
です。

ジャパネットたかたの創業者の初の自著です。
それだけで必読でしょう。

なんといっても、一代で年商1700億円の
会社を築かれた方です。

でも、本を読んでみると、
「伝える熱意が大切」とか
「ターゲットを絞って、強く意識する」など
ある意味平凡なものになります。

これだけの結果を出した著者だからこそ、
やっぱりそのベーシックなことを、
高いレベルでやり続けた人が
成功するのだな、と
あらためて思い知るのです。

人に伝えることにどこまで真剣になれるでしょう。
高田さんを見習わなければ、と感じました。
posted by エンジニアライター at 00:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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