2013年10月12日

恒産なきものは恒心なし


「月下上海」という作品で松本清張賞を受賞された
山口恵以子さんをご存知でしょうか?

30代半ばからドラマのプロット作成をはじめ、
その後、社員食堂の正社員として働きながら
50代目前の2007年で小説作家としてデビュー!

そして、ついに今回栄えある賞を受賞された
という異質の経歴の持ち主です。

そして、賞を受賞され、テレビ番組などでも
顔を見かけることも増えた今でも、
食堂の仕事を続けていらっしゃるのです。


そんな山口さんが、食堂の仕事を続ける理由として
こんなことをおっしゃっていました。
恒産なきものは恒心なし

誤解承知で少し意訳すると、
金を稼ぐ安定的な仕事をもっていないと、
浮き沈みの激しい仕事は続けられないということです。

よく、退路を断ってという表現がされます。
たとえば、ミュージシャンやタレントなどになる際に、
安定的な仕事を捨てて、覚悟を決めるという生き方です。

ただし、こんなことをしてしまうと、
生活するためにアルバイトなどをしなくてはならず、
結局、自分の志す道に集中できない、
ということにもなりかねません。

夢を追うときにも、
恒産なきものは恒心なし、という言葉は
常に頭にいれておかないといけないと感じました。

posted by エンジニアライター at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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