この本や著者が素晴らしいのは当たり前!
ここで書きたいのはホリエモンのことです。
著者の出雲氏は東京三菱銀行という
誰もがうらやむ職を退職して
ミドリムシに賭けます。
そして、ミドリムシが世界を救うことになるかもしれません。
食糧問題、エネルギー問題、温暖化対策、
これらを一気に解決してくれるかもしれないのです。
著者のこのビジョンが素晴らしいのはいうまでもありません。
ただ、今日はそのことにはあまり触れません、
詳しくは本を読んで下さい。
今回一番驚いたのはホリエモンと著者との関係です。
著者は絶頂期の堀江さんと知り合い意気投合します。
そして、著者の会社への出資を受けたり、
ライブドアのオフィスを間借りしたり、
堀江さんの支援を受けていたのです。
本の中には、著者と堀江さんの出会いも書かれていますが、
やはり、堀江さんもまた卓越した才能の持ち主なのです。
ただ、ライブドアに強制捜査がはいって、
著者の運命は一転します。
世界で始めてミドリムシの培養に成功し、
これからというところに大きな試練が訪れたのです。
今まで応援してくれていた人が、
ライブドアと関係のある会社ということで
誰も相手にしてくれなくなったそうです。
日本人はみんなが持ち上げればとことん称賛するけれども、
いったん逆風になると、どこまでもけなされます。
著者は何とか有り金をはたいて、
ライブドアから株を買い戻し、復活します。
しかし、もしそれがうまくいかずに、
こんな素晴らしい会社がそんなことで無くなってしまっていたらと、
恐ろしくなります。
政治も芸能人も経営者も、他人の評判だけで判断せずに、
自分で考えて判断できるようにありたいですね。