「何も知らないくせに、知ったような口をきくな」
これは色々な場で良く聞くセリフです。
あまりにも的外れな意見を言われた時、
自分の家族や信条に意見された時、
こう言ってしまいたくなるのはわかります。
ただ、この言葉は危険な要素を含んでいます。
何も知らない人の意見を聞かずに、
知っている人の意見を聞く、
これは結局同質な意見を集めているにすぎません。
つまり、聞きたくないことから、
逃げているのと同じなのです。
エンジニアのように専門性の高い仕事に就く人には、
この言葉を使うことが多いような気がします。
しかし、それこそがタコツボ社会を
作ってきたと言えるでしょう。
的外れであっても、意見は意見として謙虚に聞く。
簡単ではないですが、重要なことだと思います。