2012年12月27日

2012年の本 ベスト5

2012年も残すところわずかとなりました。
色々と世相が難しい一年ではありましたが、
来年は良い年になるように祈りながら、
今年読んだ本のベスト5を決めたいと思います。

第5位
督促OL 修行日記督促OL 修行日記
榎本 まみ

文藝春秋 2012-09-22
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著者はクレジットカードの督促を行っているOL、
悪く言うと借金の取立てです。

新卒でカード会社に入社したものの、
督促という不人気部署に配属された著者の
悪戦苦闘の日々が描かれています。

本当に世の中には色々な人がいるのだな〜
と思わせる一冊です。

見てはいけないものを見るようで、
とても楽しめました。


第4位
私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日
私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日安田 佳生(やすだ よしお)

プレジデント社 2012-02-28
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千円札は拾うな。など売れっ子ビジネス書著者
としても知られていた安田氏。

残念ながら安田氏の会社はワイキューブは
倒産してしまいましたが、
本書はその一部始終が赤裸々に語られています。

この本で私が特に印象に残った言葉があって、
それは、会社が傾いた時に辞めてしまう人もいたが
止めなかった人の方が優秀だと考えている、
ということでした。

実は私も傾いた会社に在籍しているのですが、
意外に優秀な人も残っていると感じています。

優秀な人から辞めていくというのは、
都市伝説のようなものなのかもしれません。


第3位
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
福島原発事故独立検証委員会

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012-03-12
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よくこんな本が出版されたな、
と思わせる一冊です。

原発事故の経緯、背景、対応などが
広範囲にわたってまとめられています。

内容は硬く、読みやすいものではありませんが、
科学技術に携わるものであれば、
一読するべき一冊だと思います。

日本に甚大な影響を与えた原発事故でしたが、
この本を読んでみると、事故の深刻さの割には
被害が少なかった、ということが
身にしみて分かります。


第2位
クリエイティブマインド つくるチカラを引き出す40の言葉たち
クリエイティブマインド つくるチカラを引き出す40の言葉たち杉山 恒太郎

インプレスジャパン 2011-10-20
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クリエイターの本が好きな私ですが、
「ぴっかぴかの一年生」などを生み出した、
杉山氏の本は特に良かったです。

現在、家電業界が苦境に陥っていますが、
この本には苦境に陥ってるメーカーに
一番足りないものが書かれています。

個人的には、変えたくないものを守るために変わる、
という言葉に胸を打たれました。


第1位
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた山中 伸弥 緑 慎也

講談社 2012-10-11
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そして、今年のNo1は、
今年の明るいニュースの一つであった
ノーベル賞を受賞した山中先生の本です。

この本では、なんと言っても、
山中先生の謙虚さに驚かされました。

本当に卓越した人は謙虚なものだ、ということを
再認識させられました。

また、iPS細胞を実用化させて、患者さんを救う、
という強い意志にも心を打たれました

暗いニュースの多い一年でしたが、
山中先生のような人を中心に日本の未来を作ろう、
そんな希望の湧いてくる一冊でした。


それでは今年もありがとうございました。
来年もこのブログは続けますので、
よろしくお願いします。



posted by エンジニアライター at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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