少し反応が遅くなってしまいましたが、
京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞されました。
ニュースなどで話題になって時の人となっていますが、
うつになりかけた時期があるなど、
現在までの道のりは決して平らではなかったようです。
そんな中で、素晴らしい成果を出された
山中教授の忍耐力には驚かされます。
同じ日本人として、非常に誇らしく思えます。
ただ、山中先生がノーベル賞を受賞したからといって
喜んでばかりもいられません。
確かに、iPS細胞の研究では、
山中先生を中心とする日本勢がトップを走っています。
ただ、これから医療としても産業としても
重要になると思われる、
臨床や企業を巻き込んだ実用化の部分では
日本は欧米に遅れを取っています。
山中先生のノーベル賞受賞を期に
関係者を巻き込んだ日本での実用化技術の進展にも
期待をしたいところだと思います。
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医療の研究も、僕は”(研究)現場"と認識していました(臨床では無いけれど)。僕は”現場”に対する場所(?)は、組織として上の立場であったり、予算案を立てて執行したり、環境全体を整える事務方のようにとらえています。”現場”の定義の話に関わるかとも思います。
いずれにしても、現場で起きた問題と、上の立場で解決すべき問題をお互いに共有し、全体としての問題解決が出来るのが一番健全な状態だと思います。上下関係(力関係)などがあるためにコミュニケーションがうまくとれず、全体としての機能不全を起こしているのが一番大きな問題だと感じています。