2012年01月14日

ふんばれエルピーダ


今、日本で唯一のDRAMの会社であるエルピーダメモリが
大きなピンチに立たされています。

一時は復活か、と言われたこともあったのですが、
最近のDRAM価格の大幅な下落、
追い討ちをかける円高、ウォン安で
一気に窮地に陥ってしまったのです。


しかし、エルピーダはの存続はもはや
日本のエゴだけではすまないものがあります。

もしエルピーダがなくなってしまうと、
DRAMの大半が韓国で生産されることになります。

DRAMのように、PCに不可欠な製品が、
韓国に寡占されるということは
様々な問題を生じることでしょう。

寡占したあとに大きく値上げされ
供給も不安定になるかもしれません。

半導体ビジネスの特徴上、
そうなってから他の半導体メーカーが
DRAMに参入するのは簡単ではないのです。

なんとか、エルピーダにはふんばってもらいたい。


過去にも厳しい状況を乗り越えてきたエルピーダ。

この危機はそれにも増して厳しいものですが、
なんとか生き抜いて日本のDRAMの火を
消さないでほしいものです。

posted by エンジニアライター at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 半導体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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