2011年10月19日

事故確率5000年に1回


東電の福島第一原発は、現在は小康状態を保っています。

そして、確率的に安全評価を行ったところ、
再び炉心損傷事故が起きる確率は
5000年に1回ということでした。

安心だ、ということを言いたいのかもしれませんが、
どうもそのまま受け取ることのできない数字です。

というのも、事故前には炉心損傷の確率は、
1000万年に1回と試算されていたからです。

福島の原発は日本では古いものの一つですが、
まだできてから100年も経っていません。

1000万年に1回の確率で起こる事故が
最初の100年に起こる確率は非常に小さいです。

これは本当に1000万年に1回ある事故が
偶然今年発生したのではなくて、
確率の計算方法に見過ごしがあったと
考えるのが妥当です。


まあ、今回発表された5000年に1回の確率は
事故を踏まえて厳しく算定されたものかもしれません。

ですが、ただ1つ確かなことは、
この発表が人々に安心を与えられるものではない
ということです。

言いかえれば、たとえ安全であっても、
けっして安心ではないのです。

事故確率○○年に1回、という表記は
見直したほうがよいのかもしれませんね。

posted by エンジニアライター at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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