やはり今度の本も数学の本で、
対象者は理系の大学初年度くらいを想定しているので、
今までの本よりは高度な内容になります。
そして、今度の本の見せ所は「図」になります。
つまり、数学を数式でなくて、「図」を使って
どこまで伝えられるか、がテーマになるのです。
数学というと論理の世界で左脳の学問、
とほとんどの人が考えることでしょう。
まあ、確かに基本的には論理なのですが、
数学は意外に右脳、イメージ力も使います。
例えば、関数の変化をグラフで理解する、
そしてそのイメージを数式で記載する、
そんな能力も求められるのです。
そして、数学ができる人が数式を見た時に
何をイメージしているか?
そして、それを紙の上で再現することが
今回の本のテーマとなるわけなのです。
実のところ、私は絵心がなく、
頭にあるイメージを紙に落とし込むことは
得意ではありません。
しかし、この本を通して、
この仕事にチャレンジしてみます。
今回は編集者の方はもちろん、
プロのイラストレーターにも協力頂けますので。
デザインの力を少しでも身に着けられれば、
他の仕事にも波及してくれるものと思います。