よく聞きますが、
この言葉の危険性をご存知でしょうか。
お金というものは、実体がないものです。
まあ、硬貨やお札という実体はありますが、
その金属や紙自体に価値を感じている人は
いないことでしょう。
つまり、そのモノではなく、
モノとの交換価値、実体のないものに
価値を感じているのです。
クレジットカードや電子マネーなどになると
それはより明らかになります。
お金というのは、ただの数字でしかないのです。
実体がないものですから、
お金は人間のイメージがそのまま
投影されることになります。
「お金は汚いものだ」と思えば本当に汚くなるし、
「お金が足りない」と思えば足りなくなります。
だから、お金とうまく付き合うためには、
お金への認識を変えることが大事なのです。
前置きが長くなりました。
今回の本題である「時間」の話です。
もうお分かりかもしれませんが、
時間だって、実体があるようでありません。
だから、人間の意識がそのまま投影されるのです。
時間がないと思えば、時間は無くなってしまうのです。
だから、「忙しい」は禁句なのです。
その中でDaigoさんの本の中で、
もっと直接的な記載がありました。
つまり、「忙しい」と思うと、
仕事の生産性を下げてしまうというのです。
これを時間汚染といって、エビデンスもあります。
生産性が下がれば、当然時間は足りなくなります。
しかし、その出発点は、仕事量ではなく、
「忙しい」という自分の意識だというのです。
お金があっても、豊かでない人もいます。
物質的にはお金がなくても、豊かな人もいます。
それと同じように、やるべきことが少なくても
時間がないと思えば、ゆとりはありません。
逆に、やることが多かったとしても、
時間は十分にあると思えば、
ゆとりのある生活ができるはずなのです。
本当に「忙しい」は危ない言葉です。
しかも、「忙しい」という言葉は、
ある種の社会的ステータスを
与えてくれるから、なお厄介です。
これから、時間に対する認識をゆっくり変えて、
よりゆとりのある、豊かな生活を過ごせるように
なりたいものです。